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FMキャリアコンサルタントへの道 完

2024.07.01

こんにちは。FMです。 毎日、暑い日が続きますが体調など崩していませんか?
寒暖差も激しいのでお気を付けください。
今回はキャリコンへの道の続編になります。
前回のコラムはこちら

圧倒的な物量に耐えられずにそっと箱を閉じてから約1カ月。ついにスクーリングが開始されます。

養成講座開講
スクーリングでは座学はもちろんのこと1クラス20名ほどの受講者同士がキャリアコンサルタントとクライエント(相談者)に分かれて実際に面談を行うロールプレイも行われます。 座学ではキャリアコンサルタントとは何かの基礎から様々なキャリアコンサルの理論、テクニックを学びます。心理学のフロイトから職業指導のパーソンズ(特性因子論、マッチング理論)、RIASECで有名なホランド(スリーレターコード)、キャリアコンサルの世界では知らない人はいないスーパー(自己概念、ライフキャリアレインボー、ライフステージ、ライフロール)、シャイン(キャリアアンカー、組織内キャリア発達論、キャリアコーン)、ホール(プロティアン・キャリア)、ハンセン(4L)、シュロスバーグ(4S)、ジェラッド(積極的不確実性)、マズロー(動機づけ理論、欲求5段階説)、クランボルツにバンデューラなどなど…。仕事以外で外国人の名前をこんなに覚えたのはいつ以来だろう…。
因みにFMの好きな理論家はホランド(スリーレターコード)、マズロー(欲求5段階説)です。

これら習った理論やテクニックをロールプレイで実践していくのですが学ぶにつれて頭が混乱してきて何を話しているのかわからなくなるFMでした。
ロールプレイの中でキャリアコンサルタント役だけではなく、クライエント役もするのですが(ロールプレイだから当然ですよね…。)、ついつい話過ぎてしまう事もあって相談役もなかなか大変でした。キャリアコンサルタント受験を考えている方がいましたら今から相談内容を考えておくことをお勧めします。

そんなこんなで5カ月ほどスクリーングをしたらついに講座卒業の試験です。これに合格すれば晴れて3か月後に控える試験を受ける事ができます。(この時点で専門実践教育訓練給付制度により受講料の50%が還付されるので忘れずにハローワークで申請して下さい!)

養成講座修了
養成講座を修了し学科と実技(ロールプレイと論述)の国家資格試験を受けるのですがなんと試験まで3カ月ぐらい期間が開くのです…。せっかく知識もロールプレイの感触も最高潮なのに…。これどうにかなりませんかね?
ここからは1人で勉強を続けなければいけません。学科の試験では諸々の経済指数も時事問題として出題されます。(雇用統計などキャリアに関するものは必要ですもんね)
これらを気にしながら過去問や論述の筆記を独自に続けていきます。有資格者の方々や養成講座を終了した方たちが有志で団体などを作ってフォローしてくれていますがFMは色々な情報が入りすぎて混乱したので1回しか参加しませんでした。(社内に有資格者がいたのもありますが)

キャリアコンサルタント試験
普通に仕事をしていたらあっという間に試験本番を迎えます。(3か月って短くない?)
学科と実技は別日程で行われるのですが学科の試験日に実技の論述も組み込まれています。お願いだから一気に受けさせてください…(泣
午前中に学科(試験時間100分、4択50問)、午後に論述(試験時間50分)・・・うん。絶対に論述は昼食のおかげで眠くなるよね(汗
意外と足りない試験時間や緊張で震える手をなだめすかして論述を書き試験は終了。自己採点もせず次週の実技試験(ロールプレイ)に備えます。(実際は現実逃避。察して下さい…。)

実技試験当日はきちんとした服装で臨みます。(そうです。ネクタイはいらないけどジャケットは着てね。デニムはダメよ的なやつです。)
15分の永遠とも感じられるような試験官とのロールプレイを何とかこなし(1回話がループした…。)本人的に無事終了。晴れやかな気持ちで1か月後の合格発表を待ちます。

そして、待ちに待った合格発表の日。期待に胸を躍らせ見てみますが何かがおかしい…。

あれっ?実技の合格者にFMの受験番号あるけど学科になくね?ん?…。実技しか受かってないですと…。(汗
2点(1問)足りなくて学科不合格・・・?えっと?片方合格、こんな事もあるんですね…。(両方落ちてなくてよかったよ…)
はい。ここから学科合格に向けて新たな勉強がスタートするのでした。
(この時点で専門実践教育訓練給付制度の受講料20%還付の資格がなくなりました…。そうです。最大で70%還付のからくりはここにあるのです。養成講座終了後1回目の試験で合格しないといけないのです…。)

2023年5月に学科の試験に合格して無事にキャリアコンサルタントを名乗ることができるようになりました。
取得しただけではなく学生支援や社内でも活かしていけるように日々、勉強をしたいと思います。


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