COLUMN

コラム

メンタルヘルス(こころの健康)

2022.10.15

こんにちは、YFです。

すっかり秋ですね。皆様、何の秋を満喫中ですか?

私は食欲の秋に反し、食生活習慣の改善を楽しんでいます。

コロナ禍で外食が減りヘルシー生活を送っていたところ、すっかり諦めていたお腹回りに嬉しい変化が!というわけで何事も諦めないことが大事だと身をもって感じています。

さて、昨年「ラムダでは9月10月はストレスチェック受検月間です」という内容のコラムを書いたところ、予想を大きく上回る数のPV数をいただきました。驚き、ありがとうございます。

というわけで今回は、「ストレスチェック」の目的でもある「メンタルヘルス(こころの健康)」について書きたいと思います。

近年、労働者一人一人への労働負荷の増加、成果主義、人間関係などなど…によりメンタルヘルス不全の方が増加し、「メンタルヘルス・マネジメント」が非常に重要となっています。

厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」では、事業場が計画的にメンタルヘルスケアに取り組むことが重要としており、産業保健スタッフや事業者、人事労務管理スタッフだけではなく、管理監督者や従業員自らもメンタルヘルス対策を推進するためにそれぞれ役割を果たすことが重要としています。

Q.メンタルヘルスの重要性は分かったし、それぞれの役割って?実際どうすれば良いの??

A.私のおすすめは、メンタルヘルス・マネジメント検定🄬です。

https://www.mental-health.ne.jp/guide/

メンタルヘルスケアの活動領域を目的と対象により区分して、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ種と3つのコースが設定され、事業場内における役割に応じて必要とされるメンタルヘルスケアに関する知識や対処法を問われる試験です。

メンタルヘルス・マネジメント検定🄬の学習をすることでメンタルヘルスケアに関する知識や対処法を習得できる上に資格まで取れるなんて一挙両得ですね。

簡単に試験概要についてまとめておきます。

★Ⅰ種(マスターコース)

対象:人事労務管理スタッフ、経営幹部

試験内容:選択問題2時間、論述問題1時間(計3時間)、試験は年1回開催

過去5回の平均合格率:19.1%

★★Ⅱ種(ラインケアコース)

対象:管理監督者(管理職)

試験内容:選択問題2時間、試験は年2回開催

過去5回の平均合格率:56.8%

★★★Ⅲ種(セルフケアコース)

対象:一般社員

試験内容:選択問題2時間、試験は年2回開催

過去5回の平均合格率:74.1%

受験者数は、圧倒的にⅡ種(ラインケアコース)が多いです。

試験ホームページには、「受験申込者数上位法人」データも公表されており、知識習得・受験することでメンタルヘルス対策に積極的に取り組む企業を伺い知ることができます。

https://www.mental-health.ne.jp/ranking_d2021/

ラムダでも新入社員研修などでメンタルヘルス研修を行っていますが、ストレスチェック同様、定期的にメンタルヘルスの正しい知識習得の機会を設けていきたいと考えています。

では最後に、私の合格体験記を記載しておきます。資格取得に興味を持たれた方は参考にしていただけると幸いです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

①資格名:メンタルヘルス・マネジメント検定🄬 Ⅰ種(マスターコース)

②勉強期間:約3カ月(基本的に毎土・日)

③教材:公式テキストと過去問題集

④勉強法:この試験はひたすらに公式テキストに集中し内容理解をすべきだと、テキストを4回読み込みました。

論述問題のためにも、暗記ではなく内容理解が必要なため、専門的な用語や難しい内容は都度ネットで細かく調べながら読み進めました。私は、『まとめノート』を作らないタイプのため、テキストにどんどん書き込んでいきます。

そして、インプットよりアウトプットが重要だと考え、例えば「職場復帰支援の流れ5ステップ」「メンタリングの機能9つ」など、自分に問題を出して白紙から埋めるを繰り返し、内容理解と定着に努めました。

⑤まとめとアドバイス:一言、いかに論述問題をクリアできるかです!

論述問題では大体、小問題と300~400字で書く大問題が2つという構成になっており、大問題で300~400字で文章をまとめる、それを鉛筆で書くという訓練をしておかないといけません。

そして、選択問題は9割以上を確実に狙えるため、論述問題のためにも選択問題でしっかり点数を稼ぐべきだと思います。

論述問題は、対策しようにも、ヤマをはってもはずれまくり、問題を見た瞬間予想外過ぎてパニック、書いてる途中ひたすら筆記で手が痛い、結構書いたつもりなのに文字数が足りない、漢字が出てこない…と不安になりますが、ここでも諦めないことが大事。

まずは、小問題の書けそうな問題から取り組み、大問題は書く内容の流れを書き留めてから書き始めると徐々に落ち着いてきます。

会場の受験者がどんどん退出していく中、最後まで粘ってできるだけ空白にせず文字数を埋めてください。

それにしても今までさまざまな資格に挑戦してきましたが、終わった途端、ダメだ…でも来年受けるのもイヤだ…と半泣きで帰ったのは初めてでした。

無我夢中で頭から情報を引き出し、びっちり文字数を埋めたことが功を奏し?合格することができました。

そして、合格した今、「メンタルヘルス」の重要性を一層強く認識し、より専門的な学びを進めています。

誰もが自分の特性を活かし、イキイキとありたい自分でいられる支援ができるように、自分にできることをやり続けます。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

「メンタルヘルス」は、見えないからこそ意識的な予防が大事、できることからはじめましょう。

【参考文献】

大阪商工会議所「メンタルヘルス・マネジメント🄬検定試験公式テキスト[第5版]Ⅰ種マスターコース」株式会社中央経済社.2021年

【参考URL】

厚生労働省「労働者の心の健康の保持増進のための指針」2022年10月3日アクセス

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055195_00002.html

働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」2022年10月3日アクセス

https://kokoro.mhlw.go.jp/

その他のコラム記事は、コラムトップページよりご覧いただけます。

トップページに戻る