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コラム

難しかくホルダーインタビュー★情報処理安全確保支援士(SC)

2022.08.15

こんにちは、YFです。

いきなりですが、資格持っていますか?
以前は資格より実務経験といわれたこともありましたが、プロティアンキャリアの時代、どちらも同じ位大事だと思います。
ずっと同じ状況・環境で働き続けることが難しくなっている今、自分のキャリアを証明するためにも積極的に資格は取得したいですね。

というわけで、資格は世の中に数多くあれど、難しい資格(目安は合格率20%未満)に挑戦、ホルダーとなった社員にインタビューを行うことにしました。

今回は、「情報処理安全確保支援士(SC)」です。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:情報処理安全確保支援士試験

国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」とは:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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資格取得インタビュー
ホルダー:OMさん

Q1.資格名称
資格の名称は、「情報処理安全確保支援士(SC)」です。
資格取得時は「情報処理セキュリティスペシャリスト」という名称でした。

Q2.どんな資格ですか?
資格取得時には、システム開発、システム運用において、情報セキュリティの観点から支援、提言を行うとともに
セキュリティに関するリテラシーを広く認識してもらう活動を行うものでした。
現在の資格は、国家資格として2年おきの更新の為に、講習によって資格に関する情報を更新することと、以前の資格に追加して、より経営者層にセキュリティに関して関与する、提言する、指導をするような立場となり、セキュリティ対応の実務者としての要件もあります。
資格保持の条件として、法令の順守や法令に基づく指導をしなければならない事があります。

Q3.取得の動機
自身の認識の甘さで、セキュリティ事故の当事者になったのがきっかけです。(この後に強く資格を取得しようと決心しました。)
もともと、資格はなくとも、セキュリティを重視したうえでの、ユーザーに負荷をかけにくいシステム基盤や開発環境を構築することを心掛けてきていたのですが、自分がリーダーであるときに、データの紛失(データは漏れていないが、格納した媒体が見当たらない、チームのメンバーに丸投げで細かく管理していなかった事が原因)が、発生しました。無くした人も想定できましたが、すでに契約が終わり退場した後に発覚したため正確なトレースが、出来ない状態。最悪でした。
自分の過信と状況把握の甘さがもたらしたものと認識し、同じことを繰り返さない、同じような事象を発生させない。と考えたことでしょうか。

Q4.私の勉強法(取得にかかった時間、使用したテキスト、取り組み方)
試験そのものには、1回目(資格の難しさを自覚)、2回目(試験途中で障害対応で退出)、3回目(準備をしっかりして合格)、でした。
IPAの公開している、シラバスを熟読し、関連する情報を収集し公開されている過去問題と解答集を分析する事。
また、選択問題は、基本的なパターンがあるので出来る限り出題パターンを記憶するようにする。
記述問題で立ち止まらないために、手書きで述語(専門用語の事)をかけるように練習する事(最近のコンピューターの使用があるのでこれが一番大変かもしれない)。

Q5.取得後の活用方法、取得をおすすめする方等、アドバイスをお願いします。
●よくある建前のお勧めは以下になります。
現在の「情報処理安全確保支援士」では、特に話題に上がりやすい、企業へのセキュリティ案件になる攻撃をいかに防ぐか、攻撃が発生した時に、如何に対応するか、そもそも企業としてセキュリティ対策をどのようにしていくのか、等に注力してその一端として活躍する人材になる事を目指す人に特にお勧めします。
●自分が考える実務的なお勧めは以下になります。
資格の取得時に必要な専門的な知識、考え方が難しい分、スキル持ちとしての発言力が増し、会社として業務の為に、この資格を持っている人が必須の場合もあります。
社会的ニーズはあります。この資格の考え方とスキルは、自分の市場価値を高める点でも意味はあると思います。
●資格の更新にお金がかかる事
資格の更新には、2年に一度、自分の身分を含めて資格更新の為の書類申請があります。また、更新までの2年間で、オンライン講習、集合研修への参加と修了が義務となっています。講習、研修への参加は2年間で、合計11万円くらいかかります。
ですので、その分を取り戻すか、会社としての補助があると良いと思います。
(会社の業務の為に資格を利用するのであれば、補助はつくと思います。必須ですから。)

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令和1年~4年の過去5回の合格率平均は、19.8%でした。
ちなみにOMさんが取得した当時は、大体13~14%くらいでした。難しい(汗)
資格取得についてのインタビューでしたが、情報処理のお仕事やセキュリティの重要性、キャリアの理念や価値についても考えさせられる内容となりました。
ご協力いただいたOMさん、どうもありがとうございました!!
IT業界で働く方やこれから取得したい方への参考になれば幸いです。

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