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Interview No.04

1993年入社:ハードウェア開発

収録年:2017年
先輩の写真

ソフトもハードもゼロからスタート

入社後の適性テストでプログラマー向きと診断されて、プログラマーを志望しソフトウェアの部署に配属されました。学生時代は、プログラム経験があるどころかパソコンさえもあまり使っていなかったのですが、入社してからC言語とアセンブラを勉強させてもらいました。先輩たちからは仕事で使えるようになるまでは3年かかると言われ、実際にその通りでした。

戦力になり出した5年目の頃、今度はハードウェアに関心を持つようになり、上司にお願いしてハードウェアの部署に異動しました。そこでもハードウェアの基礎を数年間かけて勉強させてもらい現在に至っています。

システムボードに実装されているLSIはソフトウェアと同様にプログラム言語で設計しています。かつて学んだプログラムの知識は、今では古いものになってはいますが、基礎的なことを分かった上でハードウェア開発に携われるのはいろいろな面で役に立っていますので、入社してから数年間、ソフトウェアの勉強に専念させてもらったことに感謝しています。

作業の様子

ラムダの強み

放送局では1日に数万枚ともいわれるテロップ画面を作り番組を放送していますが、ラムダシステムズは、ソフトウェア/ハードウェア両面でサポートをしています。

ソフトウェアの面では放送で流すテロップ制作用アプリや送出アプリを提供し、ハードウェアの面ではテロップデータを放送局内の専用信号で出力するシステムボードを提供しています。システムボードはアプリの仕様に基づいた専用設計であり、テロップに特化したソフトウェアとハードウェアをセットで提供できることがラムダの一番の強みだと思います。

テロップ用の汎用ボードというものも販売されてはいますが、ラムダのシステムボードは放送局で365日24時間使われることを想定し、安定性にこだわって開発した製品で、放送局のお客様はじめ多くの方々に高く評価していただいています。

職場の様子

技術変革への対応

これからの技術的な展開として2つのことを考えています。1つは、放送システムや機材自体の変化に伴い、従来の専用信号からIP通信によるデータのやりとりが主流になる兆しがあります。それによりシステムボードのIP通信対応を検討しています。

そしてもう一つは高精細映像への対応です。2018年末からはNHKで4K放送が開始されますし、民放各局も東京オリンピックに向けて4K/8Kの放送を始めようとしています。今後、高精細対応のテロップシステムの需要が広がることが考えられますので、ソフトウェア開発と連携しながら高品質な4K/8K用ボードの開発に取り組んでいきます。

作業の様子

開発者冥利

数千個の部品と数万本の配線からなるシステムボードは、1人か2人の少人数で設計し、完成するまでに数ヶ月~1年位の期間を要します。

設計後は何度も確認してからシステムボードを試作します。長い期間かけて開発してきたシステムボードの動作は、実際に通電しないとわかりませんので、最初に電源を投入する時のドキドキ感はまさに開発者冥利で、時には設計の間違いで、百万円単位の試作ボードが一瞬で燃えてしまうことさえあります。それほど価値あるものなので、うまくいった時は心の底から嬉しく思いますし、最高の達成感を味わえます。

ものづくりをやりたい強い気持ちがあれば、知識や経験がなくても、私たちと一緒に仕事をやっていけると思います。未経験者の方には、教育担当者がフォローしながら1年間はしっかり学んでもらいますので、ものづくりが好きな人、そこにこだわりを持てる人にチャレンジしてほしいです。

ものづくりには嬉しい環境

ひと言で言えば、ラムダは開発者にとって自由な会社だと思います。それは、お客様の望む製品であれば、ラムダは、開発者が自由に発想し自由に開発することができる会社だからです。経営に参画している方々は、開発者の提案にいつもオープンな気持ちで耳を貸してくれ、素早く対応してくれます。

最近の例で言えば、営業チームが放送局のお客様から汲み取った要望がきっかけで、新製品のプロジェクトチームが立ち上がり、「GRIDBOX」が製品化されました。製品化に際して、仕様や部品選定、デザインなどほとんどの面で、ハードウェア開発の意見が尊重されました。

会社のブランドになる製品を任せてもらえることは、大きな責任を感じますが、何よりのやりがいです。

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