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Interview No.05

1997年入社:ハードウェア開発

収録年:2020年
先輩の写真

ラムダでハードウェア開発を始めて24年が経ちました

もともと大学の商学部を出た後、建築部材の営業をしていました。それからラムダにハードウェア開発職として転職しました。実家が基板実装をしていたこともあり、もともとものづくりが大好き、特に機械部品の設計・製作に興味がありました。

営業は4年間やりましたが、やはり「何かを自分の手で作って動かしたい」という思いが強くなりました。結果、ラムダに転職し、やりたかった仕事が出来て、あっという間に24年が経ちました。

ハードウェア商品

ありがたいことに常にフル稼働で開発

ラムダのハードウェア開発は、基板、FPGA、筐体など多岐にわたります。

自社製品はもちろんですが、OEM製品も受注し、常にフル稼働で開発しています。ラムダは小規模なため、製品に対し、ほぼ一人で全ての工程を行います。やることも多いですが、その分、ものづくりをしている実感と完成した時の達成感は大きいです。自分は主にリモコンなどの筐体開発を担当しています。

オーダーメイドもあれば汎用品もあり、2020年だけで7種類のリモコンを新規開発しています。要件定義~設計~開発~検証まで、何種類かを並行してやっています。完成まで、部品の入手も見越したスケジュールで約3か月です。

今まで完成せず、納品に影響があったことはないですが、苦労としては、制約がある中で条件を満たせず、行き詰まることがあります。その際は、ひたすら調べ、色々な人に意見を聞いて、自分の凝り固まった考えを整理し、冷静に考えると答えが出てくることが多いです。それでもどうしても解決出来ない時は、お客様と話して妥協することもあります。

いつも相談する上司は、ものづくりに対する発想や着眼点が秀でており、作るだけではなく、危機回避に繋がることも多く、尊敬しています。

職場の様子

開発期間も大きさも一番だった地震検知伝達システム

今までで一番印象に残っている仕事は、東日本大震災がきっかけとなった地震検知システムです。横3メートル、高さ1.5メートルのリモコンシステムで、地震が起きた際に、人間が関与せずに、正確な情報を迅速に伝えるものです。大きなシステムですが、ネジ1本から部材を全て選定し、組み立て、動かしました。

扱う情報も命に関係するので、緊張感も凄かったですが、納品した時の達成感も大きく、自身の技術力も向上したと感じました。ありがたいことに後継機のご注文もいただきました。

作業の様子

常にお客様の要望に応えることを第一に

映像技術もハードウェアメインから、ソフトウェアだけで出来ることも増えて来ました。

しかし、ハードウェア開発職として、危機感は全くありません。ハードウェアが無くなることはないですし、何よりお客様の要望は日々寄せられています。これからも着実に要望に応え続けていくだけだと思います。

24年間を振り返ると、やりがいも仕事に対するモチベーションも、常に「お客様の要望に応え、喜んでいただくこと」に尽きると思います。

お陰様で一度も仕事を辞めたいと思うことなく、仕事に邁進出来ています。ラムダには定年になっても継続して活躍している先輩社員も多く、自分も出来る限り仕事を続けたいと思います。

職場の様子

ものづくりへの姿勢や気持ちの持ち方を後進に伝えたい

新入社員の対番者として、OJTを担当することもあります。

自分が入社した頃は、ものづくりは職人の世界で、教育マニュアルはなく、仕事は背中を見て覚えるが当たり前でした。しかし、今はそれではなかなか難しく、相手に合う教育法を自分なりに考えて行っています。

具体的には、出来るところは任せる、得意・不得意を見極め、不得意なところは理解しているか本人に説明させてからアドバイスをすることを心がけています。

成長を感じますが、欲を言えばもっと探求心を持って仕事に臨んでくれると嬉しいです。そして、より一層、若手の育成に力を入れたい気持ちが強くなっています。開発技術だけではなく、ものづくりへの姿勢や気持ちの持ち方を伝えていきたいです。

職場の様子

ラムダのハードウェア開発の課題として、今は、一人一人が親方で、各々が責任を持って完成していくスタイルですが、これからは一つの製品に対し、一つ一つの工程を複数人で、しっかり確認しながら行う方がより良い仕事が出来ると思います。

一人で全てをやるとスケジュール管理や開発面で早いし楽ではありますが、いくら仕様書を残しても、開発者の頭の中だけになることもどうしても出てきます。そうすると、不具合が起きた際、開発者に頼らざるを得ない状況になり、お客様に迷惑がかかる可能性があります。

とにかく仕事が切れないので、なかなかやり方を変える時間がありませんが、複数人でやる体制作りはこれからのラムダのために必要なことだと思います。

職場の様子

あまりストレスを感じることはなく、上手にオンオフの切り替えが出来る方だと思いますが、リフレッシュ方法としてはバドミントンをしています。仕事帰りに10人位の仲間で練習しています。自分がOJTを担当した若手社員もやりたいと言ってくれて、一緒に楽しんでいます。

職場の様子

これから開発者になる人にメッセージ

若手社員を見ていると、失敗したくないのかなと感じることが多いです。失敗した後に、自分で立ち方を覚えるのも自分を強くするために大事なことだと思うので、臆せずどんどんチャレンジして欲しいです。
フォローはいくらでもしますよ!

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