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ジュピターショップチャンネル
株式会社
セールス制作本部 制作部
 放送システムグループ 放送技術チーム
小寺 知 様

新社屋移転に伴い、4K放送設備を導入されたジュピターショップチャンネル様を訪問し、CGご担当の小寺様にお話を伺いました。専用テロップシステムの進化を支えてきたお二方も隣で見守る中、終始笑いの絶えないインタビューとなりました。

本社の様子

Q1.貴社のテロップシステム導入の歴史を教えてください。

1996年の放送開始時は他メーカーを使用していましたが、2009年にラムダシステムズ(以下ラムダ)のテロップシステムを導入し、その後も更新や追加といったかたちで定期的にラムダのテロップシステムを導入しています。

インタビューの様子

Q2.貴社にとってテロップとはどういったものでしょうか。

当社は、テレビ局ではなく、テレビという媒体を通したダイレクトマーケット事業を行っている小売業のため、テロップとは、「常に」「分かりやすく」、お客様にとって必要な情報(商品、価格、在庫、電話番号など)をTV画面に表示するものです。
当社におけるテロップはとても重要であり、テロップに関係する人員も数多くいます。
視聴者様からフォントや色といったテロップに関するご意見を頂戴することもあり、1つ1つのご意見を大切に検討事項とさせていただき、当社独自のテロップシステムとして進化させてきました。

制作の様子

Q3.2009年に初めてラムダのテロップシステムを導入するに至った経緯を教えてください。

放送システムのHD化に伴い、使用していたメーカーに依頼をしたところ、ロードマップになく、スケジュールが合わなかったため、複数社にお声がけしました。
ディスカッションをさせていただいた中で、ラムダの開発者の方々の熱い想いというものに感銘を受け、ラムダであればシステムを安心して構築していただけると思い導入に至りました。

インタビューの様子

Q4.2020年の新社屋移転時にテロップシステムをリプレースされました。
ラムダのテロップシステムを引き続き採用する決め手となった理由とポイントを教えてください。

上記の点が決め手となりました。

インタビューの様子

Q5.テロップシステムリプレースのポイントを教えてください。

HD放送から4K放送への移行が最大のポイントです。 マシンスペックも重視しつつ、4K放送を24時間365日行うことに耐えうる堅牢性の高いシステム構築を目指しました。 今後の演出面の要望に対応するため、高色域化を想定し、4KHDRに対応しているGRID-ZERO12G-SDIやLynx社の音声ボードを内蔵しました。 。

インタビューの様子

Q6.リプレースにあたり困難だったことはございますか。

特に課題であったのは、開発に関しての非互換対応でした。
当社では、『Before/Afterに関する2画面比較』という演出があります。
コスメなどで、ファンデーションを塗る前、塗った後といった比較をする演出です。
このBefore(CGスチル機)、After(カメラの生画)で「根本的に」色味が違って見えるという事象が発生し、解決までなかなかうまくいかず、とても悩みました。HDから4Kという、大きな壁が立ちはだかった瞬間でした。しかし、ラムダ札幌支社から西村様が来ていただいたことにより、解決に至りました。西村様をはじめ、内海様にもご尽力いただきましたことに感謝申し上げます。
また、コロナ禍という未曽有の状況下で、遅延なく無事にカットオーバーを迎えるために、難しい課題をクリアしながら、細かいスケジュール管理・調整を行うことがとても大事でした。

制作の様子

Q7.テロップシステムにおける今後の展望とラムダへの要望をお聞かせください。

映像に関しては、様々な最新技術が生まれてくると思います。
IPやクラウドなど、10年後には当たり前であろう技術について、当社でも運用方法を模索しております。今後も、要望に応えていただけますよう、技術の進化を見据えながら、お互いにブラッシュアップしていきましょう。

本社の様子

自宅でショッピングも当たり前になった今、商品の色や素材感などをリアルに届けられることは非常に重要だと思います。そして、商品情報を伝えるテロップも同様に進化する必要があります。ラムダもHD、4Kと映像の進化に挑戦してきました。そして、これからも挑戦し続けます。引き続きよろしくお願いいたします。

このインタビューは2021年11月に行いました。

エントランスの様子

キラキラでワクワクなエントランスホール